ちょっと時間が経ってしまいましたが、6月に開催されたGoogle社主催のSearch Central Live Tokyoに司会者として参加した話について個人的な感想をまとめようと思います。終わった直後に色々投稿してるのですが(Twitterとか、LinkedInとか)いちばん大事なポイントに触れていないので、こちらの個人ブログにまとめることにしました。やっぱり時間経つと忘れてしまいますからね。自分への記憶のようなものです。
GoogleのSearch Central Live Tokyo 2023
Search Central Live Tokyo 2023は、2023年6月16日に渋谷のGoogleのオフィスで開催されました。イベントについて詳しくは「Search Central Live: 東京と APAC での今後のイベントをご紹介」をご覧ください。約4年ぶりとなるGoogle主催の検索の対面イベントです。
僕とこのイベントの位置付けについて軽く触れておきますと、僕は5/31にGoogleを退職したのですが(経緯)、もし退職するようなことが起きなかったとしたら僕もこのホストメンバーであっただろうな、と思うイベントです。
司会の依頼が来た!一番気をつけたことは…
3月の上旬に退職が決まり、Googleを離れることになりました。そして、ほどなくして司会の依頼を頂きました(誰が、いつ、どのように、というのは割愛)。
この時の気持ちとしては、退職自体は本意ではなかったわけなので、司会に呼んでくれたというのはやっぱり嬉しかったですよね。単純に、気をかけてくれていただけで嬉しく感じます。そして結局多くの検索関係者のみなさん達とさよならも言うことも出来なかったのでそういう意味でも良い機会だな、と思いました。
ただ、一番気になったのは、僕が抜けて新しく再始動したGoogle検索オフィスアワーなどの日本の活動に水を差すことにならないかな、ということでした。僕がオフィスアワーから離脱し、あんなさんのソロのオフィスアワーが始まったわけです。数名僕がいないことを寂しく思ってくださる方もいらっしゃいましたが、それでもせっかく順調に始まったものを変な風にしちゃわないか、というのは色々考えました。
僕の気持ちとしてはもうすでに切り替わっていたのと、実際司会業自体に興味があったので(定款に司会業ができるような文言を入れたくらいです)、これまでのようなイベントホストのような振る舞いをするのではなく、司会に徹することでコミュニティみなさんともお会いできてさよならが言えて、かつ、もう僕は違う道にいるんだな、ということを印象付けられるのではないか、と考えました。
サプライズ!
イベントの週は元同僚のGaryとCherryが来日していたので毎日夜は会っていました。ですので、僕がイベントに出ることを予想していた方もいらっしゃったようです。イベント当日もランチを買いに行く僕とゲイリーは沢山の方々とすれ違いましたし。でも僕はあくまでも観客として参加していて、ただ仲が良いから一緒にいただけだと思った方も多かったのではないかと思います。
実際イベントであんなさんのご紹介で壇上に立った時は会場がどよめきましたねw 多くの方に喜んで頂けたようで凄く嬉しかったです。でもなんだかとても新鮮でしたね。懐かしいのではなく。何か新たな一歩を踏み出した気がしました。僕にとっても、そして株式会社Digital Evangelistとしても人前に出る初めてのイベントでしたから。
新たなフィールドにワクワクしてる自分への気づき
今回、1つ気がついたことがあります。登壇してる方々を見て、ああ、あそこに行きたかったな、自分もかつてはあそこにいたのにな、みたいなことは全く思わなかったんですよね。強がりではなくて、ゼロです。そこに既にノスタルジーはなく、気持ちが完全に切り替わっている自分がいました。その理由はまだ自分でも完全には掴みきれていないのですが、おそらく、
「今の会社での自分の役割にエキサイトしていること」
に尽きる気がしますね。ですので、このイベントでもイベントを滞りなく進行させ、参加者のみなさんやGoogle社員のみなさんには話の中身に集中してもらうという、司会者としての役割を完璧にこなすことが自分の唯一かつ最大のミッションであって、最大のモチベーションでした。それをさらに分析すると、僕はスポットライトの中心に行きたいのではなくて、他の誰かに光をあてるためにスポットライトを作り、光をあてる側に行きたいのだな、と強く思いました。
思えば、上智のホームカミングデイのボランティアも、責任者のようなことを10年やっていて、毎年講演会などに出たりしていますが目立っているようでいて、自分が主役のコンテンツは今まで一度もないんですよね。一度も。全部主役がいての引き出し役というか聞き手で。そういう自分の特性を今更ながら気づく良い機会にもなりました。誰かを輝かせたい、または輝いている人を多くの人に知ってもらいたい、みたいな感じでしょうか。時々単なる目立ちたがり屋と思われることがありますが、それは絶対に目的ではなくて、最前線で主役にゴールを取ってもらうことをやりたいだけ、みたいな感じですかね。で、自分が目立つことに抵抗がない、みたいな。わかりにくいかなw
司会の合間、色々なセッションを眺めながらそんなことを考えていました。
みなさん、お会いできて嬉しかったです!
会場でお会いできた皆さん、そしてお会いできなかったけど喜んでくれた皆さん、ネット越しに喜んでくれた皆さん、ありがとうございました!懇親会ではなるべくうろちょろして多くの方とお話するつもりでしたが半分もお会い出来なかったと思います。また、次回お話できれば、と思います!
もちろん、再度お声がかかったら、ですがw
最後に、このような場を設けてくれたGary、Cherry、あんなさん、ありがとうございました!
おまけ。イベント翌日土曜日、歌舞伎町タワーを観光するグーグルのみなさんと。後ろを向いているのにGoogle PhotosはきちんとあんなさんとGaryに分類してました。さすが。
別途シェアされるそうなのでこちらは取り消し。あ、最後に、Search Central Live TokyoでLightning Talkをされたみなさま、ほんと2、3枚ずつくらいですがお写真撮ってあるので欲しいって方は何らかの方法でご連絡ください!
2023/7/28追記:Google Search Central Blog でもイベントの様子が掲載されました。Search Central Live Tokyo and Jakarta: it’s a wrap