Googleを退職して2年がたちました。この日から、ですね。
僕の退職の場合、重要な日付が3つあって、退職の対象となった知らせを受けた日、最終出社日、そして社員としての最終日です。この3月15日は2つ目の最終出社日ですね。この日が一番感慨深いみたいです。やっぱりあの出来事は一生忘れることはないんだろうなー。退職の対象となったことを知った3/2はスルーしたんですけどね。でも3/15はなんかスルーできなかったな。
2年もたつのにまだ引きずっているのか、と思われるかもしれないですが、本当ですよね。まだ話題にするのかよ、とは自分でも思います。表現が難しいのですが、引きずってはいないんですよ。退職プロセスが悪かったおかげで熱は冷めてしまったので(でも嫌ってはいない!)、Googleを仕事でも冷静に客観的に見られるようになって良かったな、と思ってます。
でもやっぱり3/15はまだなんか思い出してしまうわけです。Googleに対する気持ちについては将来振り返ったときに「ああ、この時こうだったなぁ」と振り返れるように可能な限り素の感情を書いておきたいと思っているので、このざわざわした心境を残しておこうと思いました。
今の気持ちを書いておくと、他の記事でも書いたかもしれませんが、やっぱり退職してよかったな、と思います。多くの方が御存知の通り、僕はGoogleが大好きだったので、もしまだGoogleにいたら、どんなに今のGoogleは受け入れられなくても辞めることは出来なかっただろうな、と思いますからね。
ずーっと心のどこかに穴が空いたまんま生きて行くんだろうな、と思いますが、それでも辞めて良かったな、と。
あと、最近思うのは、時は流れてる、ということですね。これ、あの時対象になった人ならわかってもらえるかな?と思うのですが、僕の中ではあの瞬間で何かが止まったまんまなんです。だからGoogleに遊びに行ってもあの瞬間の延長として感じてしまう。でも実際は2年の月日が流れていて、現役の社員の皆さんの時計は止まってなくて。ま、当たり前なんですけどね。
将来読み返したときのために、そして僕の近況をご存じない方のために今の状態を残しておくと、今は渋谷にある日本経済大学の経営学部デジタルビジネス・マネジメント学科の教員で学科長をしております。加えて、受験生募集の責任者として企画広報部の部長もしております。本当は文系理系という区分は好きではないのですが、理解しやすいので”文系デジタル”としてデジタルテクノロジーを理解したビジネスパーソンを世に送り出すべく日夜働いてます。Googleとは全然違うことをしているように思うかもしれませんが意外とそうでもなくて、”デジタルテクノロジーを世に広める”という意味では僕のモチベーションは変わらないんですよね。なのですんなり受け入れられた気がします。
でも今でもGoogle社員や元社員との関係はあって、辞める前にわざわざ連絡くれる方がいたり、逆に入社する前に挨拶に来てくれる方がいたり、辞めた後に訪ねてきてくれる方がいたり、Life after Googleもなかなか楽しいものです。
以上、2年目の記録でした。次振り返るのはいつになるかな。
ということで、金谷は元気です。
※補足
これまでを把握していない方のために。まずこの記事をぜひご一読ください。
そして、このブログのGoogleカテゴリーを読むと色々伝わるかな、と思います。

最後にランダムセレクトの写真。比較的最近のSHIBUYA SKYから見た富士山。あれから2年たってもまだ年パス持って時々通ってますw

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