生成AIのサブスク、見直してみた2025冬

今週のブログは少し軽いコラムのような読み物を目指してみます。
テーマは、「生成AIのサブスクリプションの見直し」について。

この記事では、僕が実際に年間数十万円を投じて使ってきた生成AIサブスクの“リアルな見直し”について、率直に書いてみたいと思います。

僕の現在の状況は、ChatGPT Pro と Gemini Advanced の二刀流です。
もともとChatGPT Proを契約したきっかけは、今年の2月に話題だった「Deep Research」を使ってみたかったから。

ほどなくしてGeminiも同等の機能を実装してきたのでChatGPTはPlusに戻そうかなとも思ったのですが、両方でDeep Researchを実行してさらにその違いを相互に質問しながら考えを深めるなど活用しているので、結局戻さず今でもChatGPT Proを使い続けています。

生成AI群雄割拠時代も第2章へ

そんな中、他の生成AIたちも独自の進化を遂げはじめ、僕のガジェット心をくすぐってきます。まさに「群雄割拠時代 第2章」という感じですね。これまでのような“とにかく性能競争”ではなく、各サービスが自分のポジションを取り始め、それぞれの得意領域へと収まっていく。いわば、AIがユーザーに最適化されていくフェーズに入った感覚があります。

Perplexity、Claude、Genspark、Grok……みんなそれぞれ特徴があり魅力的ですし、ビジネス系でなくても、先日紹介した音楽生成AIの「Suno」も非常に楽しいです。独自のLLMを開発していなくても、アプリケーションというかその活用法がそれぞれ進化しています。無償版でもそれなりにできるのですが、やはり有償版の方が精度も高く、機能も豊富なので使ってみたいという気持ちがわいてきました。

しかし、いまそれなりにコストを掛けているわけです。Gemini AdvancedはGoogle Oneの5TBのプランなので年額36,400円。それにChatGPT Proは月額200ドルです。消費税がつくので220ドルか。現在のレートだと月3万数千円といったところでしょうか。Sunoはブラックフライデーのセールで年額8,400円で済みましたが、それでも合計すると、

年間40万円

を超える計算です。高い。

さすがにこれ以上増やす気にはなれません。

でももし、ChatGPTをPro(月額200ドル)からPlus(月額20ドル)に下げたら? その差額で、上記の気になるAIたちの有償プラン、ほぼすべて契約できてしまうのです。

これは悩ましいですよね。学生に教える立場としても、Digital Evangelistとしても、トレンドのツールは一通り触っておきたいのが本音。「全部契約してしまえば?」という声も聞こえてきそうですが、さすがにそうもいきません。おそらく使う時間が足りないでしょうし、使わないものを契約したくはありません。

さらに、出費はAIだけではありません。明日12月9日予約受付開始となるソニーの α7V も気になっています(笑)。

悩み抜いた末の結末

「Proを手放して多ツールに分散すべきか?」
「いや、Proの“最新モデルへの最速アクセス”は捨てがたい……」

Proを維持する最大の理由は、やはり「最新モデルへのアクセス権」です。噂されている次期モデル「Garlic」が出たら、誰よりも早く触りたい。それに、私は移動中などに音声対話を多用するのですが、今のところ音声の使い勝手とレスポンスはChatGPTが頭一つ抜けていると感じています。

そうやって、あーでもない、こーでもないと悩み続けて数日。

結論はどうなったと思いますか?

なんと、結論が出る前に、課金更新日が到来してしまいました(笑)。

はい、これにて現状維持が決定です。強制終了です。
まあ、薄々わかっていたんですけどね。決め手に欠け、引き分けにより、王者の防衛、みたいな感じでしょうか。わかりにくいかな(笑)。

開き直って、使い倒す

実際のところ、Proには表に出ない“推論能力の地味な差”があるようにも感じています。特にピーク時間帯のレスポンス安定性など、日常利用のストレスを左右する部分でちょっと効いてくる。そう思うと、まあ、これでよかったのかなと。

というわけで、せっかく高いコストを払って更新されたChatGPT Proです。きっちり使い倒したいと思い、パーソナライズ機能を一通り見直し、過去のメモリ(記憶)も整理して、自分好みに再チューニングを完了させました。

結局、私の布陣はしばらくこのままで行きます。

  • ChatGPT Pro
  • Gemini Advanced
  • Suno Pro Plan

ちなみに、X(旧Twitter)でおなじみの Grok。彼は無償プランの範囲で、割とレギュラーメンバーとして活躍してくれています。

みなさんは、この「AIサブスク沼」、どのような状況でしょうか?

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